父の形見?

父は晩年、自分の歯に自信を持ってました。亡くなるまで20本以上自分の歯で、ほぼ毎週近所の歯科医に通い、80代に「最近は歯の間にスキマが出来た」などとぼやいてたけど、「そりゃ80才も過ぎれば自然とそうなるでしょ」と言っても聞き耳持たずでした。ある日、山の様に歯磨き粉を持って帰ってきました。聞くと、いつも行く薬屋さんの溜まっているポイントをどうするか?と聞かれ、代金引換も考えず「歯磨き粉を‼︎」と言って、全部歯磨き粉に変えてきてしまった。私は他の種類を使っていたけど、ふとみるとまたあるではないの❣️
父が亡くなってほぼ10年。
これは父の形見となるのでしようか?
呆れるほど型にはまらなかった父の思い出は話し始めると止まりませんが、懐かしくもあり、寂しくもあり、のこの頃です。
玲子
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